「骨盤矯正」という言葉、みなさん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
接骨院や整体院、時には病院でも使われているくらい、とても有名な言葉です。
でも実際には、
「骨盤矯正って何をするの?」
「本当に骨盤は歪むの?」
と疑問を持たれる方も多いと思います。
骨盤矯正は“医学用語”ではない
実は「骨盤矯正」というのは医学用語ではありません。
そして、特定の治療法を指すものでもありません。
たとえばマッサージでもストレッチでも、トレーニングでも「骨盤矯正」と呼べてしまうのです。
つまり、施術者によって「骨盤矯正」の内容はバラバラ。全国にある数だけ方法がある、と言っても大げさではありません。
「骨盤は歪まない」という意見
医師を中心に「骨盤は歪まない」という意見があります。
なぜなら骨盤は複数の骨ががっちり組み合わさってできていて、骨折でもしない限り単独で歪むことはないからです。
一方で、「仙腸関節」という関節がわずかに動くため、左右差や傾きによって「歪んで見える」ことはあります。
このニュアンスの違いから、「骨盤は歪まない派」と「歪んで見えるから骨盤が歪むと表現する派」の議論が続いているのです。
私の考え
私は「骨盤矯正」を肯定も否定もしません。
骨盤そのものは歪まないと考えていますが、一方で「骨盤矯正」として受けた施術で体が楽になった方もいるのは事実です。
大切なのは、「骨盤が歪んでいる」と思い込んで不安を抱えている患者さんをどうサポートできるかだと考えています。
当院のスタンス
当院では「骨盤矯正」という名前の施術は行っていません。
その代わりに、患者さんが抱える不安をやわらげるための丁寧な会話と、実際の不調を改善するための関節の動きの改善をとても大事にしています。
「骨盤が歪んでいる気がする」「なんとなく姿勢が不安」という思いを否定するのではなく、背景を理解したうえで一緒に解決していくことを目指しています。