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快眠のために当院でできること

みなさんは今日本が世界一の『睡眠負債大国』と言われていることをご存知でしょうか。

現代日本は睡眠バランスの良い国と比較すると、1日平均60分以上、年間で約15日以上も日本人は寝ていないという調査があるようです。

その原因としてはスマホやパソコンの普及が考えられているようです。

そうした中で「睡眠負債」という言葉が現れました。

「睡眠負債」とは、意識しない程度に毎日わずかずつ積み重なる睡眠不足のことで、簡単にいうと「睡眠の借金」となります。

とある調査によると、日本人は「睡眠障害3割、睡眠負債5割、睡眠への不満がある人9割以上」という結果だったそうです。

ではどうすれば質の高い睡眠がとれるのでしょうか。

そのためには睡眠について少し知っていただかなければならないことがあります。

まず睡眠には周期が存在し、「眠りにつくノンレム睡眠」と「脳が覚醒の方向へ向かうレム睡眠」があります。

当然それぞれが違った役割があり、ノンレム睡眠は「体の成長・修復・疲労の回復」に働き、レム睡眠は「脳の栄養補給・記憶の定着や整理」に働きます。

この睡眠の周期は約90分で、レム睡眠&ノンレム睡眠を4〜5回繰り返しながら朝の目覚めを迎えます。

そして朝日を浴び15時間後にメラトニンの分泌が高まり眠くなっていきます。

このメラトニンというのが脳にある松果体という組織から分泌される「眠る準備を促すホルモン」で、その役割として「体内時計の指令で夜が来たことを全身に伝える」「心身をリラックスモードにして自然な眠りを促す」というものがあります。

質の高い睡眠を得るためには達成したい最低条件があり、「最低でも6時間のまとまった睡眠」「目覚めたら陽の光を浴びる」「起床15時間後を目安に就寝」とされています。

ただこの最低条件、現代において少し難しいと思いませんか?

「最低でも6時間のまとまった睡眠」は例えば午前6時に起きる方なら午前0時には寝ていればいいのでクリアしやすいかもしれませんが、「起床15時間後を目安に就寝」は午前6時に起きる方は午後9時に寝る計算になります。

子供ならそれも可能かもしれませんが、大人はなかなか厳しいものがありますよね。

私もその生活ができるものならしてみたいです。

しかし現実的にさまざまな事情で「起床15時間後を目安に就寝」が難しい人が多いですよね?

そういった方に対して当院では『頭部リラクセーション』をご提案しています。

『頭部リラクセーション』とは、頭皮を動かす程度の優しい刺激をすることで「副交感神経(リラックスするための神経・車でいうブレーキ)へのスイッチを入れやすくする」「体の深部の体温を上げる」「血流を促進させる」ということを目的として行う手技です。

現代の日本人はスマホやパソコンなどのデジタルデバイスの普及や人間関係のストレスなどさまざまな要因によって交感神経(心身を活動的にする神経・車でいうアクセル)が働きすぎる傾向にあり、副交感神経が適切に働きにくくなっていると思われます。

そうしたことで体温が上がりにくく血流も悪くなりやすいという悪循環に陥ってしまうのですが、これらを改善するために当院で行うのが前述の『頭部リラクセーション』です。

当院では『頭部リラクセーション』の施術時間は10分なのですが、今まで受けられた方からは「寝つきやすくなった」「夜中に目が醒めなくなった」「手足が暖かくなった」「歯軋りしなくなった」というご報告を受けています。

実際に当院でも施術前と施術後での末梢の血流の変化と血圧を機械を使って計測してみたのですが、末梢の動脈血流量は施術前より施術後の方が多く、血圧は施術前より施術後の方が下がっていました。

これを私は「頭部への弱刺激により副交感神経が働きやすくなり、その結果として血管が拡張したため血流は増えて血圧が下がった」と考えています。

患者さんの体感でも変化を感じ、数値でもポジティブな変化が起こったというのはとても良いことではないでしょうか。

話に聞くだけでも睡眠に不満を抱えている方が多いですし、明らかに睡眠が足りていない方も多いと感じます。

健康に過ごしていくためには睡眠は必要不可欠な要素です。

この記事を読んだことをきっかけに、ご自身の睡眠に興味を持ってくれる方が増えてくれると嬉しいです。

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