ブログ
自律神経ってなんだろう
この時期(梅雨時)に乱れやすい自律神経。
当院でも頭痛や倦怠感など様々な症状の相談があります。
そういった相談があった場合、当院では背骨の整復(調整)と電気による自律神経の調整を行うことで諸症状の改善を目指しています。
その際に”自律神経とは何か”ということを説明させていただくのですが、その中で『自律神経=メンタル的なもの』と勘違いをしている方が非常に多いことに気がつきました。
ということで、この記事では自律神経について簡単に説明していきながら、自律神経を整えるための生活習慣などについてもお話ししていきます。
まず、自律神経とは身体の神経系のうちの”末梢神経”の一種です。
神経系とは、脳をボスとした『感覚・運動・精神作用などを営むもの』であり、様々な太さの電気コードのようなものが全身に張り巡らされています。
神経系はまず”中枢神経”と”末梢神経”に大別され、中枢神経は脳と脊髄を指し、末梢神経はそれ以外の神経を指します。
張り巡らされている末梢神経が中枢神経と全身を繋ぎ情報伝達を行うネットワークを形成します。
この末梢神経は”体性神経”と”自律神経”に分けられ、体性神経は動きや感覚に関わり自らの意思でコントロールできるもので、自律神経は内臓の働きに関わり自らの意思でコントロールできないものになります。
寝ている時や気絶している時でも生命活動が維持されるのは自律神経のおかげですね。
さらにさらに、自律神経は”交感神経”と”副交感神経”に分かれ、交感神経は活動や緊張させる働きをもつ神経で、副交感神経は休息やリラックスさせる働きのある神経です。

https://www.taisho-kenko.com/disease/638/
大正製薬 製品情報サイト
私が患者さんに説明するときは、『交感神経がアクセルで副交感神経がブレーキ』と説明することが多いです。
交感神経と副交感神経は1日の中でそれぞれが適切に働きあう必要があり、そのバランスがとれている状態を”自律神経が整っている”と一般的に表現します。
一方で、この働き方のバランスが崩れている状態を”自律神経が乱れる”と表現します。

*理想的な自律神経のリズム(第一三共ヘルスケアのサイトから引用)
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/selfcare/autonomicnerves
第一三共ヘルスケア くすりと健康の情報局
自律神経の乱れには大きく2つの型があり、一つは”アンバランス型”、もう一つは”トータルパワー不足型”です。
アンバランス型は交感神経か副交感神経のどちらか一方が強く過剰に働き、もう一方は働きが不足している状態です。
トータルパワー不足型は交感神経も副交感神経もどちらも働きが不足している状態です。

アンバランス型(図は交感神経が過剰な状態)

トータルパワー不足
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/selfcare/autonomicnerves
第一三共ヘルスケア くすりと健康の情報局
自律神経の状態には”整っている状態”を含めると4パターンあり、
①交感神経と副交感神経がどちらも高い
活動すべきタイミングで交感神経がしっかり働き、休息すべきタイミングで副交感神経が優位になる。
いわゆる”自律神経が整っている”状態。
②交感神経が高く、副交感神経が極端に低い
活動モードから休息モードへの切り替えがしにくく、四六時中せかせかして焦った状態になりがち。
アンバランス型その1。
③交感神経が低く、副交感神経が極端に高い
活動モードにスイッチが入りにくく、身体のだるさや眠気が続く状態。
アンバランス型その2。
④交感神経と副交感神経のどちらも低い
活動と休息のメリハリをつけにくく、常に疲れていてぐったりした状態が続きやすい。
トータルパワー不足型。
の4パターンであり、このうちいわゆる”自律神経が乱れている”状態は②〜④の3パターンです。

https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/selfcare/autonomicnerves-03/
第一三共ヘルスケア くすりと健康の情報局
このように、”自律神経の乱れ”といっても様々で、それぞれで身体に現れる不調も異なります。
そして前述のように、自律神経は自らの意思でコントロールすることが不可能な神経であるために”自律神経が乱れている”状態から何もせずに脱却することは非常に困難なのです。
そのため当院では背骨の関節や靭帯など運動器系の整復(調整)をすることで自律神経にかかる物理的な負荷(メカニカルストレス)を軽減した上で、微弱電流という電気を使って神経の活動を正常な状態に導く治療器を使用して、身体の外からの刺激(信号の入力)によって自律神経にアプローチする方法をとっています。
ただ、自律神経を整えるためには当院で施術を受けるだけで十分かと言われると、残念ながら不十分であると言わざるを得ないでしょう。
というのも、自律神経の働きは自らの意思でコントロールすることが不可能な上、皆さん各々の日々の行動などによってその働きが変わるからです。
例えば、「毎日夜更かしをしている」「水分をあまり摂らない」「運動の習慣がない」「他人の悪口が好き」「食事のバランスが悪い」「自分と他者を比べる癖がある」などが改善されない限り、『自律神経を積極的に乱す生活』から抜けられないからです。
では、例として自律神経を整える朝の過ごし方とはどのようなものかをご紹介します。
まず朝は心に余裕を持つためにいつもより30分早く起きます。
起きたら布団の中で軽くストレッチをして、カーテンを開け太陽の光を浴びましょう。
そしてコップに一杯の水を飲み、よく噛んでゆっくり朝食を食べます。
もちろんその朝食はバランスを考え、トースト・目玉焼き・ウインナー・サラダ・コーヒーや紅茶なんてどうでしょう。
朝食を食べたら、学校や仕事の時間に余裕をもって家を出ます。
といった具合に、朝からバタバタせず落ち着いて時間を過ごすことで、副交感神経から交感神経へスイッチを切り替え、なおかつ交感神経が過剰に働かないようになります。
これを書いていて私は思いました。
「これ出来そうだけど、やるとなるとちょっとめんどくさくね?」と。
今の自分の生活リズムや習慣を変えるのってちょっとめんどくさいですよね。
でも、効果的に効率よく自律神経を整えようと思ったら、ちょっとめんどくさいことでもやらなければいけないこともあるのです。
どうしても今の生活リズムや習慣を変えたくないのであれば、せめて身体のバランスは整えておきましょう。
当院ではそのための施術も行いますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
当院でも頭痛や倦怠感など様々な症状の相談があります。
そういった相談があった場合、当院では背骨の整復(調整)と電気による自律神経の調整を行うことで諸症状の改善を目指しています。
その際に”自律神経とは何か”ということを説明させていただくのですが、その中で『自律神経=メンタル的なもの』と勘違いをしている方が非常に多いことに気がつきました。
ということで、この記事では自律神経について簡単に説明していきながら、自律神経を整えるための生活習慣などについてもお話ししていきます。
まず、自律神経とは身体の神経系のうちの”末梢神経”の一種です。
神経系とは、脳をボスとした『感覚・運動・精神作用などを営むもの』であり、様々な太さの電気コードのようなものが全身に張り巡らされています。
神経系はまず”中枢神経”と”末梢神経”に大別され、中枢神経は脳と脊髄を指し、末梢神経はそれ以外の神経を指します。
張り巡らされている末梢神経が中枢神経と全身を繋ぎ情報伝達を行うネットワークを形成します。
この末梢神経は”体性神経”と”自律神経”に分けられ、体性神経は動きや感覚に関わり自らの意思でコントロールできるもので、自律神経は内臓の働きに関わり自らの意思でコントロールできないものになります。
寝ている時や気絶している時でも生命活動が維持されるのは自律神経のおかげですね。
さらにさらに、自律神経は”交感神経”と”副交感神経”に分かれ、交感神経は活動や緊張させる働きをもつ神経で、副交感神経は休息やリラックスさせる働きのある神経です。

https://www.taisho-kenko.com/disease/638/
大正製薬 製品情報サイト
私が患者さんに説明するときは、『交感神経がアクセルで副交感神経がブレーキ』と説明することが多いです。
交感神経と副交感神経は1日の中でそれぞれが適切に働きあう必要があり、そのバランスがとれている状態を”自律神経が整っている”と一般的に表現します。
一方で、この働き方のバランスが崩れている状態を”自律神経が乱れる”と表現します。

*理想的な自律神経のリズム(第一三共ヘルスケアのサイトから引用)
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/selfcare/autonomicnerves
第一三共ヘルスケア くすりと健康の情報局
自律神経の乱れには大きく2つの型があり、一つは”アンバランス型”、もう一つは”トータルパワー不足型”です。
アンバランス型は交感神経か副交感神経のどちらか一方が強く過剰に働き、もう一方は働きが不足している状態です。
トータルパワー不足型は交感神経も副交感神経もどちらも働きが不足している状態です。

アンバランス型(図は交感神経が過剰な状態)

トータルパワー不足
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/selfcare/autonomicnerves
第一三共ヘルスケア くすりと健康の情報局
自律神経の状態には”整っている状態”を含めると4パターンあり、
①交感神経と副交感神経がどちらも高い
活動すべきタイミングで交感神経がしっかり働き、休息すべきタイミングで副交感神経が優位になる。
いわゆる”自律神経が整っている”状態。
②交感神経が高く、副交感神経が極端に低い
活動モードから休息モードへの切り替えがしにくく、四六時中せかせかして焦った状態になりがち。
アンバランス型その1。
③交感神経が低く、副交感神経が極端に高い
活動モードにスイッチが入りにくく、身体のだるさや眠気が続く状態。
アンバランス型その2。
④交感神経と副交感神経のどちらも低い
活動と休息のメリハリをつけにくく、常に疲れていてぐったりした状態が続きやすい。
トータルパワー不足型。
の4パターンであり、このうちいわゆる”自律神経が乱れている”状態は②〜④の3パターンです。

https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/selfcare/autonomicnerves-03/
第一三共ヘルスケア くすりと健康の情報局
このように、”自律神経の乱れ”といっても様々で、それぞれで身体に現れる不調も異なります。
そして前述のように、自律神経は自らの意思でコントロールすることが不可能な神経であるために”自律神経が乱れている”状態から何もせずに脱却することは非常に困難なのです。
そのため当院では背骨の関節や靭帯など運動器系の整復(調整)をすることで自律神経にかかる物理的な負荷(メカニカルストレス)を軽減した上で、微弱電流という電気を使って神経の活動を正常な状態に導く治療器を使用して、身体の外からの刺激(信号の入力)によって自律神経にアプローチする方法をとっています。
ただ、自律神経を整えるためには当院で施術を受けるだけで十分かと言われると、残念ながら不十分であると言わざるを得ないでしょう。
というのも、自律神経の働きは自らの意思でコントロールすることが不可能な上、皆さん各々の日々の行動などによってその働きが変わるからです。
例えば、「毎日夜更かしをしている」「水分をあまり摂らない」「運動の習慣がない」「他人の悪口が好き」「食事のバランスが悪い」「自分と他者を比べる癖がある」などが改善されない限り、『自律神経を積極的に乱す生活』から抜けられないからです。
では、例として自律神経を整える朝の過ごし方とはどのようなものかをご紹介します。
まず朝は心に余裕を持つためにいつもより30分早く起きます。
起きたら布団の中で軽くストレッチをして、カーテンを開け太陽の光を浴びましょう。
そしてコップに一杯の水を飲み、よく噛んでゆっくり朝食を食べます。
もちろんその朝食はバランスを考え、トースト・目玉焼き・ウインナー・サラダ・コーヒーや紅茶なんてどうでしょう。
朝食を食べたら、学校や仕事の時間に余裕をもって家を出ます。
といった具合に、朝からバタバタせず落ち着いて時間を過ごすことで、副交感神経から交感神経へスイッチを切り替え、なおかつ交感神経が過剰に働かないようになります。
これを書いていて私は思いました。
「これ出来そうだけど、やるとなるとちょっとめんどくさくね?」と。
今の自分の生活リズムや習慣を変えるのってちょっとめんどくさいですよね。
でも、効果的に効率よく自律神経を整えようと思ったら、ちょっとめんどくさいことでもやらなければいけないこともあるのです。
どうしても今の生活リズムや習慣を変えたくないのであれば、せめて身体のバランスは整えておきましょう。
当院ではそのための施術も行いますので、気になる方はお気軽にご相談ください。