梅雨の時期になると、頭痛やだるさ、疲れやすさなどの症状で悩まれる方が増えます。
これは、自律神経のバランスが乱れやすくなることが原因のひとつです。
今回は「自律神経とは何か?」という基本から、整えるための生活習慣まで、わかりやすくご紹介します。
1. 自律神経って何?
自律神経とは、身体の中で 自分の意思とは関係なく働く神経 のことです。
例えば寝ている時でも心臓が動いたり、呼吸や消化が続くのは自律神経のおかげです。
自律神経はさらに2つに分かれます。
・交感神経:活動的にする神経(アクセル)
・副交感神経:休息やリラックスを促す神経(ブレーキ)
この2つが1日の中でうまくバランスをとることで、体も心も快適に働きます。
逆にバランスが崩れると「自律神経が乱れている」状態になり、さまざまな不調が現れます。
2. 自律神経の乱れのタイプ
自律神経の乱れには大きく2種類あります。
1.アンバランス型
- 交感神経か副交感神経のどちらかが過剰に働く
- 例:常にせかせかして疲れやすい、または活動モードに入りにくくだるい
2.トータルパワー不足型
- 交感神経も副交感神経も十分に働いていない
- 例:常に疲れていて、ぐったりする
3. 自律神経を整えるためには
自律神経は自分の意思で直接コントロールできません。
そのため、何もせずに自然に整えるのは難しいのです。
当院では、以下の方法で自律神経にアプローチしています。
・背骨や関節の調整で身体の負荷を軽くする
・微弱電流を使って神経の活動を正常に導く
しかし、施術だけでは十分ではありません。
日々の生活習慣も自律神経の働きに大きく影響します。
4. 自律神経を整える朝の過ごし方
少しの工夫で自律神経を整えやすくなります。
1.いつもより30分早く起きる
2.布団の中で軽くストレッチ
3.カーテンを開けて太陽の光を浴びる
4.コップ1杯の水を飲む
5.バランスの良い朝食をゆっくり食べる
6.学校や仕事の時間に余裕をもって出発する
こうすることで、リラックス状態(副交感神経)から活動モード(交感神経)へスムーズに切り替えられ、交感神経の過剰な働きを防ぐことができます。
5. まとめ
・自律神経は自分の意思でコントロールできない神経
・バランスが崩れると頭痛や倦怠感などの症状が出やすい
・施術+生活習慣の改善で効率よく整えられる
ちょっと手間に感じるかもしれませんが、少しずつでも朝の過ごし方や生活習慣を整えることが、心身の健康につながります。
もちろん、身体のバランスを整える施術も当院で受けられますので、症状が気になる方はお気軽にご相談ください。