人生の中で、一度くらいは何かしらの怪我をしたことがある方は多いと思います。
ここでいう怪我とは、骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れなどを指します。
怪我をしたとき、私が患者さんによく伝えるのは、
「怪我の治療は一分一秒でも早く始めた方がいい」
ということです。
今回は、その理由をわかりやすく説明します。
1. 怪我とは何か?
怪我とはざっくり言うと、身体の組織(皮膚・筋肉・靭帯・血管など)が壊れた状態のことです。
たとえば捻挫の場合は、関節を支える靭帯や関節の袋(関節包)が損傷します。
損傷が起こると血管も傷つくため、腫れや内出血が出ます。
怪我をすると、体は損傷した組織を修復するために炎症という反応を起こします。
2. 怪我の回復は時間との勝負
怪我をした後、時間が経つほどに炎症・腫れ・内出血は強くなり、損傷範囲も広がります。
さらに、血流が妨げられるため、組織の一部が壊死することもあります。
つまり、早く治療を始めれば損傷の範囲を小さくでき、回復も早くなるのです。
逆に治療開始が遅れると、損傷した組織が広がり、回復に時間がかかります。
3. 怪我の治療で注意すべきポイント
よくある誤解として、「痛みがなくなった=怪我が治った」と思う方がいます。
しかし、怪我が組織レベルで完全に治る前に痛みがなくなることはよくあります。
痛みがなくなったからと治療をやめると、脆く弱い部分が残り、再び同じ箇所を痛めやすくなるのです。
4. 怪我の回復を早めるには
怪我の被害を最小限に抑えるためには、
・適切なタイミングで
・適切な治療を
・適切な期間
行うことが必要です。
「少し時間が経てば自然に治るだろう」と楽観的に考えず、怪我をしたと思ったらできるだけ早く治療を始めることが重要です。
5. 当院での怪我の治療
当院では怪我の回復を助ける治療器を多数用意しています。
急な怪我でも、営業時間外できる限り対応いたしますので、
「痛めたけど時間が経ってから来ても大丈夫かな…」
と思わず、まずはご相談ください。
早く治療を始めることで、回復スピードも変わります。
怪我は放っておくほど回復が遅くなり、再発のリスクも高まります。
痛みがなくても、怪我の治療は一分一秒でも早く始めることを意識しましょう。